3月議会報告

■本県が未来に向けて大きくジャンプするための予算を編成
    《4つの「創造」を柱に当初予算は7,915億円》


 県政運営の所信が表明され、「阿蘇くまもと空港」とJRとの結節についての協議内容が報告されました。@県民総合運動公園を経由するJR三里木駅からの分岐延伸、AJR九州への運航委託、B費用面については運航開始後、整備費の3分の1を上限にJR九州から拠出という方向性が示されました。
  また、地震からの復興対策として「すまいの再建」に取り組んでいますが、「被災された方の『すまいの再建』なくして『心の復興』はない」という強い決意が示されていました。益城町の復興を進め、阿蘇アクセスルートについては国道57号北側ルート、阿蘇大橋の2020年度開通を目指しています。
  八代港の整備、熊本駅の駅舎の完成や駅ビルの整備のスタート、世界スポーツ大会やNHK大河ドラマ「いだてん」放送、「くまモン」やワンピースの「ルフィとその仲間たち」の力を最大限活用し、熊本の認知度アップの年に努めることが述べられました。
  補正予算は国の2次補正予算対応と事業執行見込みの精査により79億円の減額になり、2018年度最終予算は8,532億円となります。
  2019年度当初予算は、知事4ヵ年戦略の総仕上げとして、創造的復興を実現し、さらには国際スポーツ大会の開催を通じて、本県が未来に大きく「ジャンプ」するための予算とし、総額は7,915億円です。主な内容は次の通りです。

(1)安心で希望に満ちた暮らしの創造
 
地震復興を進め、住まいの再建、災害公営住宅の全戸完成。土砂災害から命と財産を守るため「レッドゾーン」からの移転促進。県立学校への本格的なICT環境の整備や英語教育、特別支援教育の充実。少子化対策は、結婚・妊娠・出産を総合的に支援する制度を創設。子育て支援は放課後児童クラブを拡充。
(2)未来へつなぐ資産の創造
 
国の防災・減災・国土強靭化の緊急対策を踏まえて、重要インフラの強靭化・耐震化。
  熊本地震の記憶と教訓を後世に伝えるための「震災ミュージアム」の実現。
  熊本の世界遺産の魅力発信、熊本への移住安住促進。熊本城の復旧については、県の文化財等復旧基金から、熊本市の実質負担額を全額拠出することで復旧支援を強化。
(3)次代を担う力強い地域産業の創造
 
農業分野では、スマート農業の実現と新規就農者の総合対策、外国人受け入れ体制の強化。林業分野は森林管理システムの円滑な実施、「くまもと林業大学校」の創設により担い手を確保。水産分野ではICTを活用した、養殖業の開発や高収益体制の確立。商工業については、引き続きグループ補助金による復旧支援、小規模事業者の販路開拓等を支援。企業誘致は、サテライトオフィスなどの誘致等を実施。
(4)世界とつながる新たな熊本の創造
 
阿蘇くまもと空港は民営化し、アジアとつながる国際線対策を強化。八代港の来年4月に国際線クルーズの併用開始に向けて整備。世界ラグビー大会、ハンドボール大会の成功と東京オリ・パラにつながるキャンプ誘致。

 本会議では、代表質問に3人、一般質問に7人が登壇し、執行部と議論が交わされました。また常任委員会、特別委員会で2019年度の予算等審議を行い、閉会日に全案件を賛成可決しました。
  今条例会をもって議会は解散となり、4月の改選後に新体制で議会がスタートすることとなります。